森林ビジネス・事例紹介
加子母ひのきの産地直送、健康住宅
CASIMO 1250/1550
丸二と加子母が取組んでいる森林ビジネスの事例を紹介しましょう。
平成21年、丸二・加子母森林組合の「農商工連携」事業が始まりました。その内容は“複層林を育て、森を守る”ための純国産木造住宅の販売システムを、共同で開発しようというもの。取組みの結果、加子母ひのきの産地直送、健康住宅「CASIMO1250/1550」が生まれました。
具体的には、間伐材B材C材、を住宅用資材に開発・仕様することで、「植える、育てる、間伐する、学ぶ、伐る、家を建てる、緑ができる、森を護る」という思想循環型の木造住宅です。
■開発の動機
- 日本の森を守りたい。
間伐によって、森に光を入れることが、日本の森を守る道であることを知り、国産無垢材をふんだんに使った木造住宅事業を始める決心をしました。今、日本の森は荒れ、自然災害も増え、生態系や景観も壊れつつあります。日本で使われている木材の80%が外国産であり、国産材の需要が極めて低いことも大きな要因のひとつです。
- 誰もが国産ひのきの家に住めるようにしたい。
加子母森林組合様の大変なご厚意による(業界の常識を飛び越えた)「産地直送システム」の導入と、設計施工に関わるコストへの挑戦によって、「ひのきだから高い」「良いものは高くて当たり前」という固定観念を打ち破り、多くの人々の手に届く価格帯で、本物の自然住宅を提供していきたい。健康的で、癒し効果の高い「最善の住環境」を提供していきます。
- 創業の精神に回帰したい。
祖父、渡辺二郎は、岩手県松尾村での製材所経営を経て、東京都武蔵野市吉祥寺にて丸二を創業した父、渡辺正一と共に、木造住宅の建設事業を始めました。それから約60年・・・丸二の建築の主体は、鉄筋コンクリート造へと変わりました。しかし「最善の住環境」を追求するにつれて、本物の住環境を実現するには「無垢材」「木造」しかないとの結論に至りました。創業の精神に回帰し、21世紀の丸二の新たなる道を、「木造住宅」で実現していきます。
株式会社丸二 代表取締役 渡辺 偕規
![]() 特別有効利用材がまぶしい上棟式(8月11日) |
![]() |
「カーボンニュートラル住宅」開発事業に挑戦中!
加子母ひのき拡販推進協議会
森を未来にわたって整備・維持するには間伐材の「単価アップ」が重要との考えのもと、1本500円の間伐材を1,000円以上にと建築用材として価値を高めるため、加子母ひのきの強度の実証実験を行ったり、高気密・高断熱・耐震性のある大型の“分厚い壁材”開発を目指して技術研究を重ね、間伐材を有効利用したエコ住宅の商品化を目指しています。

加子母のひのき(東濃桧)は、日本農林規格の基準に比べ基準強度で1.5倍~2倍の強度があり、間伐材(30年生~50年生)でも一般のひのき材とそん色なく建築用材として十分使えることが証明され、曲材(矢高10・前後)においては、同寸法の直材に比べ44%増しの強度があることも判明しました。









